『This is US』という海外ドラマをご存知でしょうか?
2016年にアメリカでシーズン1が公開、現在アメリカでシーズン3が放送中、その人気ぶりからなんと既にシーズン6まで製作が決まっているという大人気ドラマです。
日本では『This Is Us 36歳、これから』というタイトルで、NHK BS プレミアムで現在シーズン2が放送中です。
本記事ではこの『This Is Us』から使える表現、知っておきたい表現をピックアップしたいと思います。
海外ドラマ『This Is Us』を英語学習におすすめする理由
『This Is Us』を英語学習におすすめする理由は次の3つです。
- とにかく面白い!
- アメリカで話題のため会話のタネになる
- ヒューマンドラマで日常的な会話シーンが多いため、使える英語表現を学べる
それぞれ説明していきますね。
1. とにかく面白い!
身も蓋もない理由ですが、本当に面白いんですよ!
既にアメリカでシーズン6まで製作が決定している時点でその人気ぶりは明らかだと思います。
あらすじをご紹介したいところですが、ここではあまり説明できません。なぜなら、このドラマの、特に第1話の面白さを損ねたくないからです。
本当に、
まずは第1話を見てほしい
とだけ強く言っておきます。
だいたいのドラマって、第1話はこれからのお話のさわりという感じで、つまりはドラマ全体の「体験版」的なものだと思いますが、『This Is Us』は違います。
第1話が、まるで上質なショートムービーのような完成度
なんです。
もちろん2話以降でお話は続いていくんですが、1話だけでもお話が見事にまとまり、感動あり、サプライズありの見事な「体験版」となっています。
第2話以降は、「これからみんなどうなるの?」「えっ、そうなの?」「続きがみたい…!」といった感じで、私は気づいたらAmazon Prime Videoでシーズン1をほぼ一気見してしまいました。
忙しい人はほんと、1話だけでも見る価値あるよ!
2. アメリカで話題のため会話のタネになる
英会話をするとき、相手と何か共通の話題があった方が盛り上がりますよね。
ドラマや映画等のエンタメ系の話題は、誰とでも気軽に話せてしかも楽しめるので、貴重な会話のタネになります。
3. ヒューマンドラマで日常的な会話シーンが多いため、使える英語表現を学べる
面白い海外ドラマでも、医療系やSF系など、非日常的な単語やフレーズが出てくると英語学習者にとっては手を伸ばしにくいです。
やはり、英語を海外ドラマで学ぶなら、ヒューマンドラマ等の日常を描いたものが一番。
すぐに使える表現を学ぶことができますし、内容が理解しやすいため英語学習におすすめです。
『This Is Us』シーズン1 第1話から使える・知っておきたい英会話表現をピックアップ!
それでは実際に、『This Is Us』の第1話から、すぐに使えそうな表現や、知っておきたい表現をピックアップしてみたいと思います。
- Got a sec?
- My water just broke.
- You kind of crossed the line.
- Break a leg.
- You’re cracking up.
- I should get going.
- I am screwed.
Got a sec?(ちょっといい?)
冒頭のシーンで、オフィスにいるランダルに対し、部下が部屋に入る際に
と言っています。
これは”Have you got a second?”のフランクな言い方で、”a second” はここでは「1秒」ではなく「少しの時間」を指します。
“a second”を”a minute”に変えても同様のニュアンスが出せますよ。
相手に話しかけたい時などに、自然に”Got a sec?”が出てくると英語に慣れている感じがしますね!
My water just broke.(今、破水した)
三つ子を妊娠中のレベッカが、夫のジャックに言うセリフに
というものがあります。
正直これは使える場面あるか分からないですが、自分が妊娠中ということもあり、知っておきたい表現だなと思いました。
「破水する」は”one’s water break”で表現できます。
「水が破れる」というイメージは英語でも日本語でも共通なのだな、と個人的に興味深く思ったフレーズでした。
You kind of crossed the line.(ちょっと度が過ぎてたね)
これは太っている人向けのセッションで、ある女性の真剣なコメントに思わず笑ってしまったトビーに対し、ケイトが言うセリフです。
日本語訳では、
となっています。
“kind of”は口語でよく使われる表現で、「ちょっと」「やや」「何だか」ぐらいの意味ですね。
“cross the line”は「一線を越える」「度が過ぎる」です。
いらぬことを言ってしまったときや、言いすぎてしまったとき等に使える表現ですね。
Break a leg. (頑張って)
ドラマで見せ場を迎える前のケヴィンに対し、ベテラン俳優のアランが
と言っています。
これは、今からステージやプレゼン等の頑張りどころに臨む人に対し、「うまくいくことを祈る」という意味で使われるフレーズです。
直訳すると「脚を折れ」という衝撃の意味になりますので、意味を知らないとちょっとびっくりしてしまいますね。
こういう表現がすっと口から出てくると英語が話せる感があります!
You’re cracking up. (あなた、参っているじゃない)
実の父親に会って動揺し、事のいきさつを妻に説明するときに逆に笑い出してしまったランダルに、妻のべスが言うセリフ。
日本語訳では
となっています。
“crack up”は
- 〔精神的に〕押しつぶされ、弱る、参る
- 〔突然に〕大爆笑[大笑い]する、ゲラゲラ笑いだす
といった意味があります。
このシーンではランダルは笑っているので後者に取れそうですが、明らかに同様している彼に真剣な表情で言うべスの様子を見ると、前者の意味で言っていることが分かります。
I should get going. (もう行かないと)
ランダルの実の父親ウィリアムが、ランダルの家を去ろうとする際に言うセリフ。
実際の日本語訳では
となっています。
私が海外に住んでいる時、友だちと会っている際に別れを切り出すセリフが意外と浮かばなかったので、こういう自然なフレーズが頭に入っていると便利ですね。
I am screwed. (参ったよ)
嫌になってきていたドラマの現場でやらかしてしまったケヴィンが、妹のケイトに
と言っています。
“I’m in trouble”も”I’m screwed”も同じような意味で、困った状況にあるときに使う表現です。「参った」「ヤバイ」ぐらいの意味になります。
これも英語学習用のテキストでばかり勉強しているとなかなか覚えられない表現なので、自然な英語表現に触れられる海外ドラマは、やはり教材としても魅力的ですね。
『This Is Us』を視聴可能な配信サービス、無料で見られる方法も。
『This is Us』は現在NHK BSプレミアムでシーズン2が放送中ですが、
という場合は以下の配信サービスで『This Is Us』を視聴することができます。
- Amazon Prime Video
- U-NEXT
Amazon Prime Video
Amazon Prime Videoはご存知の方も多いと思いますが、Amazonの有料会員サービスであるAmazonプライムに加入していれば実質無料で見ることができます。
Amazonプライムは年間4,900円(税込)、月額だと500円(税込)で
- 配送料無料
- お急ぎ便・日時指定便
- 映画やドラマが見放題のPrime Video
- 100万曲以上が聞き放題のPrime Music
等など、特典いっぱいのサービスです。
私も利用していて、『This Is Us』シーズン1を全話Prime Videoで見ることができました。
そのため、Amazonをよく利用する方にはかなりおすすめです。
30日間の無料体験ができるので、無料体験の期間内で全話見ることも可能ですよ!
U-NEXT
もう1つはU-NEXT。
こちらは月額1990円(税抜)で
- 映像90,000本見放題
- 雑誌70誌以上読み放題
- 毎月1200円分のポイントをチャージ
という特典を受けられるサービスで、「ボヘミアン・ラプソディ」や「ファンタスティック・ビースト」等の最新話題作を提供している点も魅力的です。
こちらは31日間の無料体験が可能です。
『This Is Us』の英語字幕/スクリプトは?
Amazon Prime VideoやU-NEXTは対象作品が多いためにいろいろなドラマや映画を楽しめます。
ですが、残念な点を挙げると、英語字幕を表示することができません。
ただ日本語字幕は表示できるので、英語をある程度聞き取れる方なら新たなフレーズの学習に役立てることが可能です。
英語を聞き取るのがまだ難しい場合や、『This Is Us』をがっつり英語学習に使いたい場合は、
- ネット上で公開されているスクリプトを見る(サイト訪問やスクリプト利用は自己判断で)
- DVDをレンタルして英語字幕を表示する
という方法があります。
『This Is Us』のスクリプトはこちらのサイトで確認できます。
『This is Us』の英会話表現まとめ
- Got a sec?(ちょっといい?)
- My water just broke.(今、破水した)
- You kind of crossed the line.(ちょっと度が過ぎてたね)
- Break a leg. (頑張って)
- You’re cracking up. (あなた、参っているじゃない)
- I should get going. (もう行かないと)
- I am screwed. (参ったよ)
今回は、超おすすめ海外ドラマ『This is Us』から、使える表現、知っておきたい表現をピックアップしてみました。
見てる途中で何度泣かされたか分からないぐらい感動させてくれるドラマなので、気になった方は是非チェックしてみてくださいね!
シーズン2も見たい…!
コメント