と思ったことはありませんか?
日本人にとって英語は外国語ですから、日本語訛りがあって当たり前なんです。
でも実際に英会話を経験してみると、ネイティブの英語の発音に憧れることがありますよね。
そこで本記事では、独学で発音を改善するためにおすすめの本を3冊ご紹介したいと思います。
まだまだ改善すべき点は多いものの、時にネイティブの友人等から英語の発音をほめてもらえるまでになった私が、カタカナ英語から脱却するために実際に利用した本です。
一人でも練習できる!英語の発音矯正におすすめの本
ご紹介したいのは、以下の3冊の本です。
それぞれ説明していきますね。
1. 書いて覚えるフォニックス英語発音マスター
おすすめ本 書いて覚えるフォニックス英語発音マスター
「フォニックス」をご存知でしょうか?
フォニックスとは、簡単に言えば
英語の綴りと音の関係を示したもの
です。
お子さんの英語教育に興味がある方なら、きっと耳にしたことがあるのではないでしょうか。
最近の幼児英語教育では、このフォニックスから英語を学び始めるのがどんどんポピュラーになってきています。
要は、何よりもまず英語の音から学ぶわけですね。
ですが、今英語学習をされている方の大半は、学校教育の影響で文法やリーディングから英語を学び始めたと思います。
もちろん、私もその1人です。
この勉強法は英語を理解する上では役に立つんですが、発音やスピーキングとなると、かえって足を引っ張ることになりかねません。
なぜなら、発音を二の次にした英語学習を続けてきたために、英文を見て頭の中で読み上げる際、もしくは実際に英語を話す際に、いわゆるカタカナ英語で英語の音を再現しようとしてしまうからです。
これを何年も続けていると、何か違うとは分かっていてもなかなか正しい発音ができないままになってしまうんですね。
そこで、
「これから本格的に発音改善に取り組むぞ!」
と決めたなら、まずはフォニックスを学び、頭の中の英語のアルファベット1つ1つの音を上書きすることを強くおすすめします。
ある程度不自由なく英語が理解できるレベルの方には面倒に思える作業かもしれませんが、発音はもちろん、リスニング・スピーキングのスキルの上達にも繋がる重要なポイントです。
言うまでもなく、子どもが母国語を習得する過程では、どの言語でも必ず音から学習が始まりますよね。
フォニックスを学ぶ上でおすすめしたい本が『書いて覚えるフォニックス英語発音マスター (ML新書)』です。
この本では、
R says r, r, rabbit.
(アーゥ セズ 「ゥル」「ゥル」 ゥラビット) ※()は筆者追加
書いて覚えるフォニックス英語発音マスター (ML新書)
のように、アルファベットの音を1音1音、声に出して練習していきます。
この「カタカナ英語→本来の英語の音」の変換が発音を改善する上で非常に大切なので、ここでしっかりと身に付けていきましょう。
フォニックスやこのテキストのおすすめポイントについては「英語の発音矯正のカギは「フォニックス」:子供から大人まで使えるおすすめの教材はこれ!」の記事で詳しく書いています。
2. MP3CD-ROM付き バンクーバー 発音の鬼が日本人のためにまとめた ネイティブ発音のコツ 〈話せる編〉
アルファベット本来の音をフォニックスで頭に叩き込んだら、次は実際に英文を口に出して練習してみましょう。
インプットしたら次はアウトプットが大事だよね!
『MP3CD-ROM付き バンクーバー 発音の鬼が日本人のためにまとめた ネイティブ発音のコツ 〈話せる編〉 』では、実際に英語を話すことに焦点を当て、
- 英語のリズム
- 日本語にはない母音激選17個
- 日本人が発音しづらい子音10個
- ネイティブ級に押し上げる発音技12個
等、
自然な英語に必須のリズムや重要な音の発音法をしっかりと解説されており、たくさんの例文で練習可能
です。
特に280分にも及ぶ著者の解説音声はユーモアとパッションでいっぱいで、つまらなくなりがちな発音の練習にも楽しく取り組むことができます。
また、この本では英語の音に慣れてない方(発音記号を知らない方)でも自然な発音を意識しやすいように、日本語で音の読み方が書かれています。
英語の音の読みを日本語で書くのは賛否両論あるかと思いますが、このテキストに関して言えば、「カタカナ英語」から頭を切り替えさせるために効果的に日本語が使われていると感じました。
例えば、こんな感じです。
No wonder he was acting weird.
のう うわんだー ひ ぅわ ずえくてぃんっう ういあーっ
MP3CD-ROM付き バンクーバー 発音の鬼が日本人のためにまとめた ネイティブ発音のコツ 〈話せる編〉
普通にカタカナ英語読みをすると、
ノー ワンダー ヒー ワズ アクティング ウィアード
ですから、随分と音の発し方が違うんだなということを自然と意識させられます。
これが「脱カタカナ英語」に非常に役に立つんです。
ちなみに、
- まだ英語にあまり慣れていない
- もっと基礎から練習したい
という方は、著者リチャード川口さんの前作『CD BOOK バンクーバー 発音の鬼が日本人のためにまとめた ネイティブ発音のコツ33』から取り組むことをおすすめします。
3. American Accent Training: With Downloadable Audio
発音改善関連本に関して言えば、私のイチオシはアメリカ英語のアクセントに特化した『American Accent Training: With Downloadable Audio 』です。
カナダに留学していた頃(かれこれ約9年前ぐらい)に入手したのですが、この本に出会ったときに
これは絶対発音良くなる…!
と感じたのを覚えています。
取り組めるワークの数やアメリカ英語っぽく話すためのコツがこれでもかと言うほど紹介されており、9年以上経った今でもこれ以上の発音矯正本に出会ったことがありません。
それが今でも私がこの本を所有している理由であり、今まさにやり直し学習でまた同じ本に取り組んでいる理由です。
私が持っているのはSecond Editionで、現在はFourth Editionです。
なので、内容に少し違いはあるかもしれませんが、CDが5枚も付いた(最新版はダウンロード音声)ボリュームたっぷりのテキストとなっています。
この本の良いところは、
- アメリカ英語に特化している
- 発音・イントネーション・リエゾン(音のつながり)を総合的に学べる
- 実際に声を出して練習するエクササイズが大量に用意されている
という点です。
まずは、
Dogs eat bones.
Mike likes bikes.
Elsa wants a book.
American Accent Training
といった例文で、抑揚をつける感覚、つまりイントネーションを練習していきます。
その後、様々な例文を使って、アメリカ英語に特有の発音や音のつながり等に取り組んでいくことになります。
本気で発音改善に取り組みたい方に非常におすすめの本なのですが、1つ注意してほしいのは
説明は全て英語でされる
という点です。
全世界の英語学習者に向けて書かれた本なので致し方ないところですが、英語学習初心者の方には英語で話される説明をちゃんと理解するのは難しいでしょう。(音声にある英語の説明は全てテキストにも印字されていますが…)
これまで紹介した2冊の本で英語の発音や英語を話すことに慣れ、英語レベルが中級~上級になってから是非手に取ってみてほしい1冊です。
独学で英語の発音矯正に取り組むためのおすすめ本3選まとめ
発音が変わると断然英語が伝わりやすくなります。
そのため、英会話がもっと楽しくなり、少しずつ英語に自信が持てるようになってきます。
まずは自分一人でも取り組める本記事でご紹介した教材を使って、発音改善に取り組んでみてはいかがでしょうか。
きっと変化が感じられるはずだよ!
さらに英語の発音を上達させたいなら「英語の発音矯正にはフィードバックをもらうのが近道!」でご紹介したように、改善点を指摘してもらう機会を設けてみましょう。
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