英語学習のモチベーションが上がらない?独学でもやる気を保つ秘訣とは

モチベーションを維持する秘訣とは 英語学習

英語を学ぶにあたって、モチベーションの維持は非常に重要です。

なぜなら、英語は1週間や1か月など、短期間で劇的に成長を感じられるものではないからです。つまり、継続こそが英語上達への近道となります。

今回は私自身の失敗談も交えながら、英語学習のモチベーションを保つために意識すべきことについて書きたいと思います。

スポンサーリンク

英語を勉強するモチベーションを維持するためにこれだけは意識しよう!

出し惜しみするのも何なので、早速本題へと入ります。

英語学習に限った話ではないのですが、モチベーションを保つための秘訣は、

「自分にもできるかも」という感覚を維持すること

です。

これは、英語を学ぶ立場、教える立場の両方を経験して感じていることなのですが、「自分にもできるかも」という感覚が不足していると、なかなか知識や技術を身に着けることはできません。

 

冒頭で述べたように英語の上達は一朝一夕で得られるものではありません。ですが、

「このまま続けていけば、私でも理想の姿に近づけるかも…」

というような、自分の能力に対しての自信や希望のようなものが欠けていては、勉強しても学習のインプット・アウトプットの質が低くなってしまいます

「難しい、難しい」「自分にはできない」と思っていると、自分で自分の思考にマイナスのイメージを刷り込み、学ぶ姿勢が受動的になってしまうからです。

英語学習のモチベーションアップに繋がる具体的なポイント

では、「自分にもできるかも」という感覚を維持にするにはどうすれば良いかと言うと、具体的には以下の2つの点を挙げることができます。

  1. 自分の今のレベルよりも少しだけ難しい教材を選ぶ
  2. タスクを詰め込みすぎず、「少しずつ」の勉強を続ける

1. 自分の今のレベルよりも少しだけ難しい教材を選ぶ

先ほど「難しい、難しい」と思っていてはいけないとい書きましたが、学習するにあたって使用する教材は、難しすぎても、簡単すぎてもダメです。

難しすぎると内容を理解できなすぎてやる気が削がれてしまいますし、簡単すぎると成長に繋がらず、熱意を持って取り組むことができなくなってしまいます。

つまり、「ちょっと頑張って手を伸ばしたら届きそう」と思えるレベルの内容のときに「自分にもできるかも」という希望や自信を持って学ぶことができるのです。

 

例えば、リーディングやリスニングであればさらっと読んだり聞いたりして7、8割理解できる程度の英文を選びます。

辞書を使わなくても大体の内容は理解できるものです。それでも約2割はよく分からない表現や単語に出会えるわけですから、十分学びを得ることができます。

これを繰り返していけば、だんだんと無理のないペースでレベルアップしていくことが可能です。

2. タスクを詰め込みすぎず、「少しずつ」の勉強を続ける

短期間集中して特定の分野の英語学習に取り組むことについては賛成ですが、学習計画にタスクを詰め込みすぎてしまうことはおすすめできません

やることが多すぎてしまうと、自然とやり損ねた部分が増え、その部分が精神的にあなたの足を引っ張ってしまいます。

 

例えば「毎日100個単語を覚える!」等のルールを決めたとして、一度できない日があると、芋づる式にできない日が増えていきます。

これは心理学で「どうにでもなれ効果」と呼ばれる現象で、失敗の罪悪感から望まない悪循環に陥ってしまうことを指します。

「どうにでもなれ効果」についてはこちらの本で詳しく書かれています。意志力について書かれた本なので、英語学習を継続するための考え方を学ぶのにもおすすめです。

 

また、始めるのを億劫に感じるほどの内容だと、勉強をスタートさせること自体が難しくなってしまうでしょう。

ではどうしたら良いかというと、

自分の力量や仕事の忙しさ等を考慮して、毎日取り組むことができる量・内容を設定する

ことです。

リーディングなら本の2~3ページだけ読むとか、リスニングなら15分だけ聞く等して、無理のない範囲で進めましょう。

こうして「少しずつ」を積み重ねることで自信に繋がりますし、急がば回れで結局は上達への近道となります。

スポンサーリンク

意気込んでTIMEを定期購読して失敗した話

できる友人はTIMEを読んでいた…!

ここで参考までに私の失敗談をお話ししておきたいと思います。

私がまだ社会人になったばかりの頃、英語をもっと理解できるようになりたいという意欲に燃えていた頃がありました。

 

そこで「自分より英語ができる人からその秘訣を教えてもらおう!」と思いつきました。

学生時代の早い時期に英検1級に合格していて、留学経験は無いのに見事な英文を書く大学時代の友人に、どのように英語を学んでいるかを聞いてみることにしました。

 

すると、彼は普段からTIMEを読んでいるということを教えてくれたんですね。早速真似しようと、私はすぐに定期購読を申し込みました。

ちなみに、TIMEは世界200カ国、2000万人が読む世界最大の英文週刊ニュース誌で、経済からエンタメまで幅広い内容を読むことができます。

英語学習の目的でなくてもいろいろと学んで楽しめる雑誌です。

とりあえずやってみる精神で申し込んでみたが…

しかしこれが甘かった。

TIMEの英文は非常に難しいというものではありませんが、当時の私がさらっと読んですぐに理解できるものでもありませんでした。

さらに週刊誌であるため、毎週家に届くんですよね…。(←定期購読だから当たり前)

 

最初は少しずつ読んでいたのですが、一冊読み終える前に次の号が届き、最初の一冊を読み終えた頃にはまた次の号が届き…という状態。

私の部屋に未読のTIMEの山ができる頃には、せっかくやってきた英語熱もほとんど冷めていました。

 

誤解してほしくないのですが、TIMEの購読が私の友人の力となったのは紛れもない事実ですし、私が単に継続できなかっただけの話です。

ですが、なぜモチベーションを維持できなかったを考えると、先ほど挙げた

  • 自分の今のレベルよりも少しだけ難しい教材を選ぶ
  • タスクを詰め込みすぎず、「少しずつ」の勉強を続ける

の2点が疎かになっていたせいで「自分にもできるかも」という感覚が薄れてしまったからだと思います。

スポンサーリンク

終わりに

今回は英語学習のモチベーションを保つための秘訣について書きました。
繰り返しとなりますが、英語はすぐに成果がでるものではないのでいかに継続するかが重要です。

意識して「自分にもできるかも」という感覚を維持しながら、少しずつステプアップしていきましょう!

英語学習コラム
スポンサーリンク
この記事を書いた人
とり子

英語講師・翻訳者。
4か月女児のママ。

\忙しいママにも英語を学ぶ楽しみを!/
●読んだその日から実践できる英語勉強法を多数紹介
●TOEIC980・英検1級保有者の学習ノウハウを公開
●ときどき日々の暮らしに関すること

とり子をフォローする
スポンサーリンク
ママエイゴ

コメント