TOEICや英検でリーディングの時間が足りない…英語速読のコツとトレーニング

英文速読のコツとトレーニング ハウツー
時間が足りずTOEICのリーディング問題が最後まで解けない!
英文を読むのを習慣にしたいけど、読むのに時間がかかって苦痛…

このように感じたことはありませんか?

リーディングは英語の4技能の中では最も手軽に取り組めるものですが、読むのに時間がかかりすぎていてはなかなか読書量は増えないですよね。

また、TOECや英検等の試験で読むスピードが遅いと、問題が最後まで解けず、「点数を取れたはずの問題までたどり着けなかった…」なんてことも起こってしまいます。

そこで今回は、英文を速く読めるためのコツや、普段から行いたいトレーニングについてご紹介したいと思います。

スポンサーリンク

英語を速く読むコツとは?意識しているのとしていないのとでは大違い!

手前味噌ながら、私は学生時代や社会人になってから受けた英語の試験(定期考査、TOEIC、英検等)のリーディングで時間が足りなくて問題が解けなかったということはほとんどありません。

TOEIC等の試験では、英語を読むスピードが速いと見直しする時間を確保できるため、ケアレスミスが減り、必然的に正答率が上がります。

しかし当然ですが、私はもともと英文を読むのが速かったわけではありません。

英語が好きで「もっと速く読めるようになりたい」と思い、工夫してきたことが功を奏したと感じています。

私が英文を読むスピードを上げるために意識してきた点は次の4つです。

  1. 前から読む
  2. 文の「核」を掴む
  3. 速いスピードに慣れるための負荷をかける
  4. 音読をする

それぞれ説明していきますね。

スポンサーリンク

1. 前から読む:英語の速読には必須!

英語は英語の流れで読む

日本語と英語では語順が異なるので英語は英語の流れで読むのが速読の原則かつ重要なポイントです。

英語は関係代名詞や分詞のように後ろから前にある語を修飾することが多いです。

しかし、これを日本語の語順に戻して理解しようと、文の最後まで読んでからまた前に戻って読んでいては時間がかかりすぎます。

例えば、

私には犬を3匹飼っている姉がいる。

という文章は、英語では

I have a sister who has three dogs.

となるわけですが、この文を読む際は

I have a sister / who has three dogs.
私には姉がいる / 彼女は3匹の犬を飼っている

と読むわけですね。

言い換えれば、速読をするなら基本的にはこの文を最後まで読んで、「3匹の犬を飼っている姉」という日本語の順で捉えるために目線が戻ってはいけないということです。

このように意味のかたまりごとに区切って読む方法をスラッシュリーディングといいます。

次の文章を例に取ってみましょう。

The long-held belief that eating white meat is less harmful for your heart may still hold true, because there may be other effects from eating red meat that contribute to cardiovascular disease, said the University of California, San Francisco researchers.

この文章を意味ごとに区切るとこんな感じになります。

The long-held belief / that eating white meat is less harmful / for your heart / may still hold true/, because / there may be other effects/ from eating red meat /that contribute to cardiovascular disease /, said the University of California/, San Francisco researchers.

スラッシュの位置はどれぐらい英文に慣れているか次第でもっと多くても少なくてもOKです。

今までこの読み方を意識していなかったという方は、ある程度読み慣れるまでは実際に英文にスラッシュ(/)を書きこむのもいいですね。

英文を前から自然と読めない人はスピーキングも苦手

この「前から読む」あるいは「スラッシュリーディング」という方法は英文を読む上であまりにもよく言われていることなので、

はいはい、前から読むんでしょ

と軽く捉えている方が多い気がします。

しかし盲点かもしれませんが、この前から読む」ができていないと、なかなか英語を上手く話すことはできません

なぜなら英語を話すときは、スラッシュリーディングで区切る意味のかたまりごとに前から文を組み立てる必要があるからです。

思うように英会話が上達しないという方は、リーディングの取り組み方から一度見直してみてはいかがでしょうか。

スポンサーリンク

2. 英文の核を掴む:文章の大枠の意味を捉えよう

全ての英文を細かく理解する必要はない

2つ目のコツは「文の核を掴む」です。

情報量が多いほど一文が長くなっていくのですが、速読するなら文章ごとに細かく意味を取っていては時間がかかりすぎてしまいます

もちろん、TOEIC等の試験では問題に答えなければならないので、問題に該当する部分は再度読んでしっかりと意味を取ります。

でもそれ以外は、まずは文の意味の大枠を掴むことが肝心です。

学生時代に英文法の授業で文型の説明があったと思いますが、この英語の基本の型である5文型は

  • 第1文型:S V     (主語、動詞)
  • 第2文型:S V C    (主語、動詞、補語)
  • 第3文型:S V O    (主語、動詞、目的語)
  • 第4文型:S V O O     (主語、動詞、目的語、目的語)
  • 第5文型:S V O C   (主語、動詞、目的語、補語)

となっています。

ここでは文型について細かくは触れませんが、見ていただければ分かるように全てS V(主語、動詞)から始まっているんですね。

そのあとに補語(主語や目的語がどういうものか、どういう状態かを説明する語)や目的語(動詞の動作の対象となる語)が続くので、英語の基本は

「○○は~(の状態)である」「○○が~をどうする」

であることが分かります。

これがいわゆる文章の「」です。

そしてこの「核」に情報を補足するような言葉、いわゆる修飾語が後に続き、普段目にするような長い文章になっていくわけですね。

ここで、先ほど挙げた文章をもう一度見てみましょう。

The long-held belief that eating white meat is less harmful for your heart may still hold true, because there may be other effects from eating red meat that contribute to cardiovascular disease, said the University of California, San Francisco researchers.

CNN『White meat is just as bad for you as red beef when it comes to your cholesterol level, study says』より抜粋

この文の始まりから最初のコンマまでを「核」を意識して見てみると、

“The long-held belief (that eating white meat is less harmful for your heart) may still hold true,”

となります。

()の部分は関係代名詞で主語を説明している言葉、簡単に言えば補足情報です。

「核」の部分だけ訳すと、

「長年信じられてきたその考え方は、依然として真実であるかもしれない」

となります。

英文を読む上でまず理解しなければならないのがこの「核」の部分で、それ以外はある程度読めていれば問題ありません。(全く理解できないのはさすがに問題ですが…)

しっかりと意味を取るために文章を読み返すとしたら、大枠の意味を捉えた上で気になる部分を確認します。

この例だと「長年信じられてきたその考え方は、依然として真実であるかもしれない」と意識した上で、「ん?その考え方ってなんだ?」と()の部分を確認することになります。

なぜ文章の「核」を捉えることが大切なのか?

英文の「核」を捉えるのが大切である理由は

英文の構造を把握し、大枠の意味を捉えるため

です。

先ほどの文章であれば、

“The long-held belief (that eating white meat is less harmful for your heart) may still hold true,”

と、”The”から”heart”までが長い主語となっています。

これがどこからどこまでが主語で、どれが動詞か分からないと、この文章の意味はまず分かりません。

私が長文読解の授業をするときはこのような文章の構造を問う質問をすることが多いのですが、英文を読むのが遅い方(英語が苦手な方)は上手く言い当てられないことが多いです。

「核」を掴めないということは、文章の大枠の意味すら理解することができないということ

こうなると、速読どころか、頭の中で「?」がいっぱいになってしまい、スムーズに読み進めることができなくなってしまいます。

これが、文章の「核」を掴むことが肝心である理由です。

スポンサーリンク

3. 速いスピードに慣れるための負荷をかける

上記2点のコツとは違って、3つ目はシンプルで分かりやすいものです。

  1. 英文を読む際に、指先やペン先を読んでいる部分にあてる
  2. いつもの英文を読むスピードよりも少しだけ速く指先(ペン先)を動かす
  3. 指先(ペン先)のスピードに合わせて、目で追いかけるように読んでいく

これだけです。

この方法は例えるなら、「補助輪無しで自転車に乗れない状態のときから補助輪を外して乗ってみる」ようなものですね。

自分が読めるスピードより少しだけ速いスピードで読もうとすることで、速いスピードに強制的に自分を慣れさせます

実際に行う際のポイントは

  • 辞書を使わずに8割程度理解できる易しめの英文を使用する
  • 指先(ペン先)を動かすスピードを上げすぎない

ことです。

あくまでも実際に読めるスピードより「少しだけ」速いスピードで読むことで、適度な負荷がかかり、「速読筋」が鍛えられていきます。

何も調べなくても8割程度分かる文章なら意味が全く分からなくなることはないですから、ストレスなく続けられますよ。

少しずつでもいいので、毎日の筋トレのようなものだと思ってこのトレーニングを続けてみてください。

スポンサーリンク

4. 音読をする:リーディングでもリスニングでも絶対おすすめ!

4つ目は見出しに書いたとおり、「音読をする」です。

英文が速く読めないということは、1つ目、2つ目に挙げた読み方の問題の他に、

英文を読む量が圧倒的に足りていない

という問題があります。つまり、単純に英文に慣れていないということですね。

この問題に対処するためのおすすめの方法が音読です。

ただ黙って読むのではなく、できる限り声に出して英文を読み上げてみてください。

 

音読をおすすめする理由は、

英語のリズムを掴むことができる

からです。

もしあなたが英文を声に出して読む際にスムーズに読めないようなら、英語のリズムを掴めていない可能性が高いです。

実際にどのような抑揚で、速さで、イントネーションで読めばいいかを理解していないから、流れるように文章を読むことができないのです。

そして、その問題を解決する手っ取り早い方法が声に出して読むこと、つまり音読であるということですね。

以前書いた音読に関する記事ではリスニング上達のための方法として音読を取り上げましたが、音読はリーディング力を鍛えるためにも大いに役に立ちます。

スポンサーリンク

終わりに

今回は、英文を速く読めるようになるための速読のコツとトレーニングについてご紹介しました。

読むスピードが速くなれば、試験で「もっと時間があれば解けたのに…!」と悔しい思いをすることもなくなります。

少しの工夫を積み重ねて、速読をマスターできるよう頑張りましょう!

ハウツー英語学習
スポンサーリンク
この記事を書いた人
とり子

英語講師・翻訳者。
4か月女児のママ。

\忙しいママにも英語を学ぶ楽しみを!/
●読んだその日から実践できる英語勉強法を多数紹介
●TOEIC980・英検1級保有者の学習ノウハウを公開
●ときどき日々の暮らしに関すること

とり子をフォローする
スポンサーリンク
ママエイゴ

コメント