昨年ハワイ旅行に行ったときの話です。
ハワイは世界有数のリゾート地ということもあり、基本的にストレスなく快適に過ごせる観光地だと思います。
日本語もある程度対応しているところも多く、英語が話せなくてもとりわけ困ることはないのも、日本人に人気な理由ではないでしょうか。
とても充実した時間を過ごせた今旅行でしたが、ひとつだけ「日本人だからなめられてる?」と感じた出来事があったので書きたいと思います。
あなたは海外でも英語でしっかりと主張できますか?
パーシャルオーシャンビューの部屋を予約したが…
今回の旅行は結婚式兼ハネムーンが目的でした。
旅行の前半は、式に参列してくれた家族や友人と一緒に過ごしました。そして家族が帰国した後、夫と私は家族と一緒に滞在していたホテルから別のホテルに移りました。
このホテルの予約は全て日本で済ませており、滞在する部屋は一応「パーシャルオーシャンビュー(部分的に海が見えるお部屋)」ということになっていました。
家族と一緒に滞在していたホテルはビーチの真ん前にあり、海がよく見えるお部屋だったので、正直なところ次のホテルにはそれほど景色を期待していたわけではありませんでした。
ですが、「せっかくだしね」という感じで、ちょっとでも海が見える部屋がいいかなとパーシャルオーシャンビューの部屋を選んだのです。
笑えるほど海が全く見えない!
チェックインすると、8階のお部屋を案内されました。
部屋に上がってみると、割とおしゃれな感じのお部屋です。ちなみにこのホテルは、超お値段が高い!というところではないですが、とりわけ安いところでもないです。
あまり期待していないとはいえ、「どんなもんかな~♪」と景色を見ようとカーテンを開けてびっくり。
全く海、見えませんやん…
目の前に建物があり、ビーチの方を見ても、ほんのわずかな海の一部も見えません。
こういうのってよく「ほんの少しだけど海が見えるから、この部屋はパーシャルオーシャンビューね!」みたいなことはありがちだと思うのですが、そんなレベルではありません。
笑っちゃうぐらい視界に海はゼロ!だったのです。
夫は「部屋を間違えられたんじゃない?」とのほほんとしていましたが、とりあえずフロントまで降りて、聞いてみることにしました。
納得できない説明をされる
念のために言っておくと、この時点で私は特に怒っていたわけではありません(笑)
ですが、パーシャルオーシャンビューとシティビューのお部屋では値段も違いますし、何より予約した内容と異なるので、この状態のまま看過することはできません。
そこで、フロントの美人なお姉さんに事情を説明しました。
パーシャルオーシャンビューを予約したんですが、部屋から海が全く見えないんですが…
あちら側(海に向いている側)にあるお部屋は全て「パーシャルオーシャンビュー」となっております。
海が見えない場合はシティビューじゃないんですか?
海に向かってはいるのですが、前にある建物が景色をブロックしているんです。
…ん?
いかにもな感じで言うけど、それは海が見えない部屋ということではないか。それなら「シティビュー」と記載しておいてくれれば、何のわだかまりもないものを。
というか、海見えないのにパーシャルオーシャンビューって言うのは完全に優良誤認だよね?
様々な考えが私の頭の中に浮かびました。
ですが、お姉さんの説明を聞いて、一番に思ったことはこれです。
あなた、その説明をアメリカ人の客(英語ネイティブの客)にもできるんですか?
日本人だから英語も反論もできないと思ってなめてない???
普段あんまり怒る方ではないのですが、こう思うとさすがにイラッとしました。
ですがクレーマーになりたいわけではなく、主張すべきことは主張しようという思いで、冷静な口調を努めて、彼女の目を見てこう言いました。
あの部屋をパーシャルオ―シャンビューと呼ぶというなら、今から私たちと一緒に部屋に来て、部屋から海を指さしてみな。
英語がヘタでも、正当な意見なら主張しよう!
そこからの対応は速かったです。
マネージャーに相談した様子で、3回ほど謝られ、より広くて海の見えるスイートのお部屋にアップグレードされました。(要求したわけじゃないですよ(笑))
もう少し討論する覚悟だったのですが、あっさり退いたところを見ると、「やっぱり分かってやってるんじゃん!」と思ってしまいました。
海外では一般的に日本人はチップも弾むし、マナーも良いということで良客と見られていると思います。
ですが同時に、どうせ英語をあまり話せないしクレームも言わないからちょろい、となめられていると感じることがたまーにあります。
今回の件で、改めて主張することの大切さを実感しました。
もしあなたが海外旅行中、私のように「これはおかしい」と思うことに遭遇したら、「英語上手く話せないし、しょうがないか」なんて思わずに、是非しっかりと主張してみてください。
片言だったとしても、案外口調や表情と合わされば意図は伝わるものです。我慢しなければいけない理由なんて、どこにもないですからね。
終わりに
今回は日記的なお話となりましたが、海外旅行が好きだからこそ、また英語を学ぶ者だからこそ押さえておきたいポイントだと思っています。
あくまでも嫌味なクレームではなく、正当な主張に留めておきましょうね!(自戒の念を込めて(笑))
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