大人の歯列矯正の始め方:装置をつけるまでの流れや通院頻度について

歯列矯正の流れと通院頻度 暮らし

歯列矯正を検討していると、どんな流れになるのか、どれぐらいの頻度で通う必要があるのか等、いろいろ分からないことが多くてちょっと不安になりますよね。

今回は、あくまで私個人の例ですが、歯列矯正を始めるまでの流れと通院頻度について書きたいと思います。

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歯列矯正を始めるまでの流れ

私の場合、歯列矯正は以下のような流れで行われました。

  1. カウンセリング
  2. レントゲン撮影、歯型採取
  3. 虫歯や歯周病が無いか口内の状態を確認、治療
  4. 治療方針確定
  5. 抜歯(必要な場合)
  6. 矯正装置の装着

1. カウンセリング

まず、歯列矯正を始める第一歩はカウンセリングを受けることです。

カウンセリングだけなら無料で行っている院が多いと思います。

このカウンセリングで歯並びを見てもらい、希望する矯正タイプが可能か確認したり、様々な説明を受けたりします。

 

例えば、部分矯正を希望していても全体矯正じゃないとこの歯並びは治せないとか、裏側矯正を希望していても表側矯正じゃないと治療できないといったことは、実際に歯医者さんに診てもらわないと分かりません。

また、料金や大まかな治療期間等の説明もこのタイミングで聞くことができます。

この時点で実際に治療するかどうかを決める必要は無いので、説明を全て聞いて、一旦持ち帰ってじっくりと検討しましょう。

 

ちなみに私は最初から裏側矯正を希望していたのですが、カウンセリングで受けた説明では表側矯正の方が比較的歯磨きもしやすく、治療期間も短くなると勧められました。

裏側矯正の場合は歯の裏側に装置を付けることで口内の違和感が大きく、舌が傷ついたり、滑舌が悪くなったりして苦しむ方もいるとの説明もきちんとありましたよ。

 

歯列矯正は一度始めると2~3年の治療期間を要するのが普通です。

後から「転院したい!」と後悔することがないように、聞きたいことは全てカウンセリングでしっかりと聞いておきましょう。

また実際にその院を訪れることで担当医や院全体の雰囲気・システム等を知ることができます。

そのため、いくつかの院でカウンセリングを受けて比較してみるのも良いと思います。

2. レントゲン撮影、歯型採取

カウンセリングを受けた上で矯正することに決めたら、次はレントゲン撮影と歯型採取になります。

カウンセリングの時点では、あくまで目で見て分かる範囲の話しかしていません。

実際の治療を始めるにあたっては、レントゲン写真や歯型を使って、歯の状態を精密に調べる必要があります。

 

レントゲンは顎全体の骨を写せるもので、歯が重なっていて見た目にはよく見えない部分でもレントゲン写真ならはっきりと分かります。

また、歯型は粘土のようなものを上下それぞれ順番にはめて、一定時間置くことで採取する、自分の歯の模型です。

歯型を取るときが地味に辛くて、口の中が異物でいっぱいになり、かつ強い力で押さえられるのですごく苦しかったです。
口に意識を向けると辛いので、必死に違うことを考えるようにしていました(笑)

人によっては「おぇぇっ!」ってなる人もいるみたいです。

3. 虫歯や歯周病が無いか口内の状態を確認、治療

その後、虫歯や歯周病等、口内に問題がないかを調べます。

この時点で虫歯が見つかると、矯正装置を付けてからだと治療がしにくいので、先に治療することになります。

そのため、歯の状態が悪い人は矯正を始めるまでに余計に時間がかかってしまうので注意です。

ちなみに矯正自体は基本的に保険の対象外ですが、虫歯や歯周病の治療であれば保険扱いになります。

4. 治療方針確定

出来上がった歯型等を基に、治療方針を確定します。

カウンセリングの際には分からなかった問題等がある場合は、希望していた歯列矯正ができない場合もあります。

しっかりと説明を聞いた上で治療方針に納得したら、この段階で矯正代金の支払いとなります。

5. 抜歯(必要な場合)

次に、歯並びによって抜歯が必要な場合は、この段階で歯を抜きます。

矯正を希望する理由は様々だと思いますが、いわゆる歯並びが「ガタガタ」している部分がある場合、歯の並ぶスペースが十分にないためであることが多いです。

その場合は抜歯をしないときれいに歯が並ばないので、歯を抜いてスペースを作る必要があります。

 

…って、普通に書きましたけど歯を抜くの怖いですよねぇぇぇ

私は上下2本ずつ、前歯から数えて4番目の歯を抜いたのですが、歯を抜かないといけないと言われたときは恐怖におののきました(笑)

 

「どうにか歯を抜かずにできないですか?」と聞いたところ、「進めることはできるかもしれないが、歯が並んでもスペースが無いから今より出っ歯になってしまう」と言われました。

矯正して出っ歯になるなんて悲しすぎるので、背に腹は代えられません。

 

ちなみに、抜歯は2回に分けて行われました。

意外にも歯を抜くこと自体には痛みはありませんでした。時間が経つと痛むんですけどね…。

6. 矯正装置の装着

ここまで来て、ようやく矯正装置の装着になります。

私の場合は、上の歯を抜いて日を置いてから上の歯に装置装着、その後下の歯を抜いて日を置いてから装置装着、といった具合で片側ずつ取り付けていきました。

上の歯に装置を付けてから約1か月後に下の歯に装置を装着しています。

 

ちなみに、最初にカウンセリングに行ってから、上下両方に矯正装置が付くまでには約3か月かかりました。

片側だけの矯正の方や、抜歯の必要のない方はもっと早く進むと思いますし、院によっても違いがあると思います。

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歯列矯正開始後、病院に通う頻度は?

矯正装置を装着してからも、定期的に通院する必要があります。

通院の目的は大きく分けて次の2つです。

  1. ワイヤーの調整
  2. 歯のクリーニング

まず、矯正装置のワイヤーの調整がだいたい月に1回あります。

この時にワイヤーを絞めたり、太いものに変えたりなど、矯正装置自体のメンテナンスを行います。

次に、歯のクリーニングがだいだい2~3か月に1回です。こちらは歯の方のメンテナンスですね。

最初のうちは歯磨き指導もあって月1で通っていましたが、その後徐々に間隔が空いていきました。

 

このため、歯列矯正を検討しているのであれば、

月1回は歯医者に通う

ということを念頭に入れておく必要があります。

一度矯正を始めると長い付き合いになるので、そういった点も考慮した上で、慎重に決めることをおすすめします。

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終わりに

今回は歯列矯正の装置を付けるまでの流れや通院頻度について書きました。

こう書いてみると、矯正ってすっごく面倒くさいですね。
ですが、だんだん歯がきれいに並んでいくのはなんとも言えない喜びがあります

この記事が矯正を始めるか悩んでいる方の参考になれば幸いです。

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この記事を書いた人
とり子

英語講師・翻訳者。
4か月女児のママ。

\忙しいママにも英語を学ぶ楽しみを!/
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●TOEIC980・英検1級保有者の学習ノウハウを公開
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