と考えたことはありませんか?
実は、日本にいながら、お金をかけずに、一人でできる最強のスピーキング練習法があります。
それはずばり、「録音」です。
今回は、以前の記事では書ききれなかった、録音を使った具体的なスピーキング練習法をご紹介したいと思います。
「何から始めたらいいか分からない!」という方は是非参考にしていただければと思います。
録音を活用した英語スピーキング練習法
早速ですが、具体的なスピーキングの練習方法を3つご紹介します。
- 英語で日記をつける
- シャドウィングをする
- カジュアルな英語はYoutuberを真似して身につける
先ほどご紹介した記事でも触れましたが、録音の利点は次の4つです。
- 客観的に自分の英語レベルを知ることができる
- お手本の音声と自分の音声を比較することができる
- イントネーションや発音に注目しやすい
- 過去の録音と比較することで、上達を自分で感じることができる
この4つの録音の利点を活かすために、録音した後には必ず自分で自分の英語を聞いてみてください。
そこから課題を見つけ、改善に取り組むことで徐々にスピーキングが上達します。
①英語で日記をつける
タイトルの通り、声で日記をつける感覚で、その日あったことや感じたことを英語で録音してみましょう。
音声で日記をつけることををおすすめする理由は、次の3つです。
- 特に準備がいらない
- 日常会話における練習になる
- 身近な単語や表現で自分が知らないものを調べる習慣が付く
それぞれ説明していきますね。
1. 特に準備がいらない
日記にする内容は何でもいいので、特に準備は不要です。そのため、非常に手軽に始めることができます。
例えば昼に友だちに会ってランチを楽しんだとしたら、
と思いつくままにその日の出来事を話してみてください。
ポイントは一人でも実際に誰かに話すように話すこと。
いきなり英語で話すのが難しいという方は、まず紙に英語で言いたいことを書き出してみてください。
そして、自分で書いた英文を読みあげているところを録音することから練習を始めてみましょう。
2. 日常会話の練習になる
日本語でもそうですが、雑談と言いますか、友人との会話等ではお互い自分の身に起きた出来事やその時の感情を話すものだと思います。
日記はそれを1人で行うので、実際に日常会話で英語を話すときに備えた良い練習になります。
また、録音時間を見れば、1つの話題を英語で話すのに自分がどれだけ時間をかけているのかがすぐに分かります。
沈黙の時間が多いとか、「ええと」、「うーん」と言葉が出てこない時間が多いなら、同じ内容で2回目の録音をしてみましょう。
そして、2回目はもう少し速く話せるようトライしてみてください。
3. 身近な単語や表現で自分が知らないものを調べる習慣が身に付く
声で日記をつける際に「これ英語で何て言うんだっけ?」と思ったら、すぐに調べてください。
電子辞書でもいいですし、この辺りのオンライン辞書も非常に使い勝手が良いです。
英語で上手く言えない表現に出くわす度に小まめに調べることで、単語や表現を調べる習慣が身に付きます。
また、自分が話したいと思った身近な内容に関係する言葉を調べることになります。
そのため、学生の頃のように単語帳等から無機質に新しい単語を覚えるのとは違って、断然記憶に定着しやすいです。
お目当ての単語や表現が分かったら、それを使ってもう一度日記をつけ直してみてください。
調べる→実際に使うという流れを実践することで、徐々に英語で話せる範囲が広がっていきます。
②シャドウィングをする:英語学習にTEDを活用しよう
シャドウィングとは
スピーキング練習法の2つ目はシャドウィングです。
シャドウィングとは同時通訳の練習にも使われるもので、
英語の音声を聞いた後、その音声に被せるようにしてすぐ後に続いて聞こえた英語を復唱するという練習方法
のことです。
影のように音声のすぐ後に続いて話すから「シャドウ」ィングというわけですね。
やってみると少し難しいですが、実際の英語の音声の速さに合わせた練習ができます。
そのため、スピーキングだけでなく、リスニングの練習にもなる非常に効率的な方法です。
「いきなりシャドウィングするのが難しい」、あるいは「ほとんどできない」という方は、
ことを繰り返してみてください。
シャドウィングをおすすめする理由を簡単にまとめると次のとおりです。
- スピーキング・リスニング両方の練習になる
- お手本になる音声を用意するので、間違った英語を覚えることがない
- お手本の音声と自分の録音した音声を比較できる
シャドウィングにおすすめの英語音声
シャドウィングに使う教材は映画でもニュースでも本当になんでもOKです。
ですが、
自分が興味のあるもので、かつ、字幕等で英語のスクリプト(原文)を確認できるもの
を選んでください。
日本語訳を確認できるものならなお良いと思います。
シャドウィングにはTEDがおすすめ
個人的にシャドウィングの教材としておすすめなのは『TED』です。
TEDは様々な分野の第一人者によるスピーチを配信している非営利団体で、公式サイトやYoutubeの公式チャンネルではたくさんの動画を無料で見ることができます。
内容自体が面白い上に、日本語字幕を表示できるものも結構ある(英語字幕ならだいたいのトークで表示できます)ので、英語の練習にはもってこいです。
1つのトーク全てをシャドウィングするにはなかなかの気合いが必要です。
なので、冒頭1~2分に集中して取り組む等して、自分がシャドウィングした音声を録音してみてください。
そして録音した自分の英語を聞いてみて、実際の動画の音声との発音・イントネーションの違いを徹底的に洗い出してみましょう。
Youtubeを使ったTED活用法
字幕に対応している動画であれば、
から英語や日本語の字幕を選択できます。
矢印が指している歯車のマークをクリックし、字幕に表示したい言語を選択してください。
シャドウィングの教材としてTEDを使うには、次の2つの方法があります。
- 画面に字幕を表示したまま動画を再生してシャドウィングをする
- 文字起こしを見ながら動画を再生してシャドウィングをする
文字起こしは以下の手順で表示できます。
表示された文字起こしをコピーしてWord等に貼り付ければ、英語スクリプトの完成です。
①丸で囲んだ「・・・」をクリック、矢印が指している「文字起こしを開く」をクリック。
②四角で囲んだ部分をコピー、Word等に貼り付け。
矢印が指している部分をクリックすることで、日本語表示を選択することもできます。
③カジュアルな英語はYoutuberを真似して身につける
先ほどの「②シャドウィングをする:英語学習にTEDを活用しよう」で紹介したTEDは、語り口調とは言え、フォーマルと言いますか、内容によってはちょっと難しい英語になってしまいます。
という方におすすめなのは、
ネイティブな英語を話すYoutuberの英語を真似する
ことです。
この方法をおすすめする理由は次のとおりです。
- (設定されていれば)字幕を見ることができる
- 自然な話し言葉を学べる
- 口語なので真似しやすいし、覚えやすい
TEDよりも話している内容が簡単なものになるので、気軽に動画を楽しみながらスピーキングの練習に取り組むことができます。
スピーキング練習におすすめのYoutuber
私はバイリンガールのちかさんが好きで彼女の動画をよく見ています。
話し方が素敵だし、しっかりと字幕の設定もしてくれているため、教材としても使いやすいです。
また、日本人とアメリカ人の仲良しご夫婦によるこちらのYouTubeチャンネルもおすすめです。
スピーキングの練習には、日本語話者・英語話者どちらのことも意識されているYoutuberの動画が最適ですよ。
動画で話されている英語の発音やイントネーションを真似するように意識して自分でも話してみてください。
もちろん、その音声を録音して客観的に自分の英語を確認してくださいね。
スピーキング上達の近道はまず真似ること。
あなたが「英語をこんな風に話したいな」と思う人を選んで、その人の話し方を完コピする気持ちで真似してみましょう。
YouTubeでは英語学習者向けのテキスト等ではなかなか学べない自然な英語に触れられますよ。
録音を活用した英語スピーキング上達法まとめ
- 英語で日記をつける
- シャドウィングをする
- カジュアルな英語はYoutuberを真似して身につける
今回は録音を使った具体的なスピーキング練習法を3つご紹介しました。
どれも私が実践してみて効果を感じたものです。
録音をフル活用してスピーキング力アップを目指しましょう!
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