と感じることはありませんか?
テストの点数をイメージしてほしいのですが、40点を60点にするのは割と簡単でも、60点を70点、80点にするのはなかなか骨が折れます。
基本を習得して初心者の枠から出ると、それ以上の成長には応用的な理解が必要だからです。
そこで、中上級者としてさらに英語をレベルアップさせるためにおすすめの方法が、英語「で」学ぶことです。
興味があること、趣味に関することを英語で学んでみよう
学習用テキストはもう十分。より実践的な学習方法へ
これまで、英語自体を学ぶことに必死になってきたのではないでしょうか。
例えば、
- 単語帳でのボキャブラリー強化
- 文法書で頻出問題を解く
- TOEICに特化した勉強をする
これらはいずれも大事なことですが、「より自然で実践的な英語を身につけたい」と思うと、こういった学習方法では必ずどこかで頭打ちになってしまいます。
もちろん、英語学習者向けに作られたテキストは初心者には役に立つのですが、次のような欠点があります。
- 分かりやすいようにはっきり、ゆっくり発音されている
- 普段の会話でネイティブが自然に使うような単語や言い回しが学びにくい
そのため、さらなるレベルアップのためには、
ネイティブが普段目にしたり耳にしたりするようなもの
を教材として選ぶことを強くおすすめします。
今までの勉強方法から少し視点を変えて、より実践的な学習方法に移行するということですね。
英語で好きなことを学ぶメリット
もう少し具体的な提案をすると、あなたの趣味にまつわること、関心があることを英語で学んでみてください。
例えば、
- 料理が好き→料理のレシピや作り方を英語で調べる
- スポーツが好き→特定の技術のコツについて説明されている動画を見る
等です。
実際にやってみると、自分が好きなことでも、その分野では英語のどんな単語や表現が使われているか知らないことに気づくと思います。
よく英語学習法として取り上げられるように、英語のニュースを聞く等でももちろん効果があります。
ですが、ニュースのような情報をただ受け身で捉えてしまいがちなものよりも、自分が「学びたい」、「上達したい」と感じている分野を英語で学ぶ方がずっと楽しいですし、新しい単語や表現も身に付きやすいです。
英語で好きなことを学ぶメリットとしては、次のとおりです。
- 日本語である程度知識があることを英語で学ぶことで英語脳が鍛えられる
- 自分の趣味について話すときに、すらすらと言葉が出てくるようになる
- 日本語では何気なく使っている特定の分野の言葉が、意外と英語では何と言うか知らないことに気づく
英語学習のモチベーションを維持するには、「楽しみながら」学ぶことが欠かせません。
さらなる英語力アップのためにも、是非自分の好きなことを英語で学んでみてください。
また、英語「で」学ぶCLIL(クリル)という学習法が、ヨーロッパを中心に注目されています。
料理好きにおすすめの英語の動画(Youtube)
英語で学ぶ際に比較的取っつきやすいものとして、おすすめの料理関係のYoutubeチャンネルを2つご紹介したいと思います。
Youtubeで英語を学ぶ際には、字幕を全て表示できる文字起こしを利用すると便利です。
字幕が設定されていない動画は自動生成になってしまうため、一部正確ではない部分もありますが、英語を聞き取る上でかなり参考になりますよ。
Tasty
チャンネル登録数1447万人以上。
魅力的なレシピが満載で、手順を説明しながら作ってくれるものが多くあります。
そのため、料理、英語学習どちらの面でも非常に参考になります。
また、見る人を楽しませようというエンタメ性があって見ていて面白いですし、料理も実際にトライしやすいものが多いです。
SAM THE COOKING GUY
超アメリカンな料理を作って楽しませてくれるクッキングおじさん。
実際に自分で作ることはあまり無さそうですが、ダイナミックな料理で見ていて面白いです。
また、たくさん話しながら料理してくれるので、英語を学ぶ上でも役に立ちます。
個人的にはこのボリュームたっぷりのアメリカの朝食を作る動画が好きです。
実際にTastyの動画で英語を学びながらパンを作ってみた。使える単語や表現をピックアップ!
今回はTastyの動画シナモンロールの動画を見て、実際に作ってみました。
めちゃめちゃ美味しそう…!
↑の動画で作り方がよく分かりますし、↓の記事で写真と文字でもレシピを確認できるので作りやすかったです。
シナモンフィリングを塗って…
巻いて…
並べて…
出来上がり!
アイシングまでしたら立派なシナモンロールに!
写真で使用しているシリコンマットはこちらのものを使用しています。
この動画で使われている英語が非常に参考になったので、ここにいくつかピックアップします。
- dough 生地
- granulated sugar グラニュー糖
- dissolve 溶ける
- rich (味が)芳醇な、濃い
- stir かき混ぜる
- lumpy でこぼこした、ごつごつした
- homogenous 均一な
- evenly むらなく、均等に
- scraggy ふぞろいの、でこぼこの
- proof (パン・ドーナッツなどの生地を)発酵させる
- fluffy ふわふわした
- cooked through 中まで火が通っている
こうやって、自分でも使えそうな表現や、新しく学んだ表現をメモしておくと自然な英語が身についてきます。
日常の一部である料理に関する単語や表現でも、以外と知らないものが多かったりするんですよね。
ここに挙げたものの中では特に”lumpy”、”scraggy”、”fluffy”等の物の様子を描写する言葉は、英語学習用のテキストにはあまり出てきません。
こういう言葉がすっと口から出てくると、「英語慣れしてる!」という印象を持たれそうですね。
料理も英語も学べて一石二鳥!
終わりに
今回は中上級者としてさらに英語力を上げる方法、英語「で」学ぶことについて書きました。
実際にやってみると、「へぇ、英語ではこんな風に言うんだ!」という気づきが多く、きっと楽しめるはず。
今回は料理にフォーカスした内容になりましたが、是非ご自分の趣味に関することを英語で学んでみてください。
ネイティブの先生から学ぶこともできるので、気になったら是非チェックしてみてください。
コメント